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レンタルサーバーのバックボーンを調べてみた


レンタルサーバーの安定性を調べる上で、バックボーンを知ることは大事だと言われる。
各レンタルサーバーのバックボーンを、知りえる限り、まとめてみたいと思う。

バックボーンとは、レンタルサーバーのサーバーがつながっている基幹回線のことで、
まあ、バックボーンが太く高速のほうがいいし、複数回線であれば安定性も増すわけだが、
そのバックボーンネットワークに何台のサーバーがつながっていて、
共有サーバーであれば、1台のサーバーに何人のユーザーが入っているかでも、
サーバーの接続速度、快適さの度合いも変わってくるので、あくまでサーバー選びの目安の一つと考えたい。

また、会社そのものの安定性という意味で、
資本会社やグループ会社の情報も少し併記してたりするが、
大手だから経営が健全とは一概に言えないので参考程度に。

各社の情報の前に、少し用語解説。

・ISPとはInternet Services Provider(インターネット・サービス・プロバイダ)の略。

・IXとはInternet eXchange(インターネット・エクスチェンジ)の略で、複数のISPなどを相互に接続するインターネット上の接続ポイント。高速道路のジャンクションに当たる。

・NOC (Network Operation Center) 、POP (Point of Presence) とは、
各地のデータセンターなどの回線が一旦集まるポイントのことで、
ネットワークの図でよく放射線状というか星型になっている、真ん中に集まっている地点のところ。
そのNOCやPOPをさらに高速回線がつないでいる。

・ピアリング(Peering)とは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)同士の、IXを介した相互ネットワークのこと。
また、IXを介さずにISP同士が直接専用線などで接続を行うことを、プライベートピアリングという。

・アップストリーム(up-stream)とは、回線の上流のことで、基地局などを指すことが多い。

・Tier1(階層1)とは、インターネット接続の最上位のISPを指す。全てのISPにとって上流で、世界でも数社のみアメリカにある。
・Tier2(階層2)とは、第2階層のISPを指し、Tier1のISPに直接接続している。日本国内では最上位なので、国内1次ISPともいう。

・トランジットとは、全インターネットへの経路を上位ISPの中継に委ねる接続形態。


以下、各レンタルサーバー会社のページで公開されている情報の抜粋。

WebAreana

運営会社はNTTグループのNTTPCコミュニケーションズ。法人向けプロバイダInfoSphereも擁する同社のIPバックボーンネットワークを使用。

バックボーン接続図を見ると、

・以下の海外線、IX、ISPとは10Gbpsで接続

PACNET(海外線)、NTT.net(海外線)、 JPIX(IX)、JPNAP東京(IX)、JPNAP大阪(IX)、 Yahoo!BB(ISP)

・以下のIX、ISPとは3Gbpsで接続

KDDI(ISP)、USEN(ISP)

・以下のIX、ISPとは1Gbpsで接続

NSPIXP3(IX)、DIX-IE(NSPIXP2)(IX)、
DTI(ISP)、NTTDATA(ISP)、@nifty(ISP)、ケイ・オプティコム(ISP)、ソフトバンクテレコム(ISP)、ODN(ISP)、KDDI()(ISP)、BIGLOBE(ISP)、MEX(ISP)、Sonet/Sinfony(ISP)、USEN(ISP)

・以下のIX、ISPとは100Mbpsで接続

Fusion(ISP)

ファーストサーバ

Yahoo! JAPANグループとして、ヤフー株式会社が主要株主となっており、
ソフトバンクグループの基盤を支えるデータセンター事業「IDCフロンティア」のインターネットバックボーンに複数接続。

ABLENET

データセンターの所在地は大阪で、Tier1/2の国内外ISP・海外回線と接続。
センターの同じビル内に設置されたNSPIXP3を介して単独でトラフィックの交換が可能になっている。
東京-大阪間も回線で結ばれ、東京・大手町への一極集中のリスク回避・地理的分散を実現。

バックボーンは国内・ 国際通信会社大手である
K-OPTI.COM / SoftBankIDC / KDDI / NTT Comunications
の4社へ接続。

4社のバックボーンはトータル220Gbps以上。

エックスサーバー

232Gバックボーン:サーバーは日本大手のデータセンター(東京・大阪)に収容。
また十分なネットワーク帯域を確保するため、利用率の50%を目安に随時、帯域増大を予定。

さくらインターネット

バックボーンネットワークマップで、以下の記載。

★対外接続

東京、大阪のネットワークをバックボーンで結ぶという形。総計232G。

東京のネットワーク

・トランジット

IIJ−50Gbps、NTT/Verio−20Gbps、KDDI−30Gbps、ソフトバンクテレコム−10Gbps

・IX

JPIX−20Gbps、JPNAP東京T東京U−21Gbps、DIX-IE(NSPIXP2)−1.1Gbps

・プライベートピア

プライベート−10Gbps×6、1Gbps×20

大阪のネットワーク

・トランジット

IIJ−50Gbps、Verio−20Gbps、KDDI−30Gbps

・IX

JPIX大阪−20Gbps、JPNAP大阪−21Gbps、NSPIXP3−1.1Gbps

・プライベートピア

プライベート−10Gbps×6、1Gbps×20

★内部ネットワークは、東京大手町と大阪堂島、大阪ビジネスパークのNOC(Network Operation Center)と各地のデータセンターを、10Gの回線×それぞれの回線本数で結ぶという形

WADAX

セキュリティ会社セコムと業務提携している。

合計65Gbps以上のバックボーン

ネットワーク図によると、
東京大手町のPOPと東京各地のデータセンター、また東京有明第2DCと神奈川、大阪のデータセンターがつながっており、
IX:JPIX、DIX-IE、JPNAP、BBIX、大阪でさらにNSPIXP3、
プライベートピア:SOFTBANK BBとほか大手ISP数社、
アップストリーム:日本テレコム、トランジットISP数社
ということになっている。

Point Red

IIJ(株式会社インターネットイニシアチブ)グループ独自のバックボーンを利用している。

NOCおよびデータセンターと、その接続先と回線速度は以下の通り。

・IIJ New York データセンター
IIJ San Joseデータセンター(9.6Gbps)
IIJ Los Angeles データセンター(2.4Gbps)
IIJ Ashburn(2.4Gbps)
NYIIX(10Gbps)
PAIX(10Gbps)

・IIJ Palo Alto
IIJ San Jose データセンター(2.4Gbps)
IIJ Los Angeles データセンタ(2.4Gbps)
PAIX(10Gbps)

・IIJ San Jose データセンター
IIJ New York データセンター(9.6Gbps)
IIJ Palo Alto(2.4Gbps)
IIJ Los Angeles データセンター(9.6Gbps)
IIJ Ashburn(9.6Gbps)
東京(9.6Gbps x4)
Equinix Exchange(10Gbps)

・IIJ Los Angeles データセンター
IIJ New York データセンター(2.4Gbps)
IIJ Palo Alto(2.4Gbps)
IIJ San Jose データセンター(9.6Gbps)
IIJ Ashburn(9.6Gbps)
渋谷データセンター(9.6Gbps x2)
大阪(9.6Gbps x2)
Equinix Exchange(10Gbps)
LAIIX(1Gbps)

・IIJ Ashburn
IIJ New York データセンター(2.4Gbps)
IIJ Palo Alto(9.6Gbps)
IIJ San Jose データセンター(9.6Gbps)
Equinix Exchange(10Gbps)


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